現況調査(耐震診断、耐震補強)
十分な調査と補強方法の検討
建物の耐震性能を向上させるには、まず現状の把握が必要です。
設計を急ぐあまり、現状をよく調査もせずに企画・設計を進めていくと、現状の骨組みも不明確なままで設計することになってしまうので、工事に入ってから大がかりな変更が必要となる可能性があります。
そのため設計の前にできるだけ調査して、現時点での耐震性能、およびどのようにすれば補強できるか、どのようなプランニングが可能かを十分にチェックします。
また、耐震診断の結果があまり良くなく、工事が大掛かりになりそうな結果が出たとしても、生活の仕方を変えるなど、ソフト面でどのような対処が可能か検討いたします。
補強工事は建物を使用しながらの工事をする場合もあり、そのためにもただ耐震化すればよいというものでもなく、住んでいる方の精神的な負担をできるだけかけないような工事まで考えた計画も不可欠となります。
設計・施工上の都合と住んでいる方のご都合を考慮した最適な耐震計画をご提案させていただきます。
また、耐震改修は、外壁や間仕切り等を工事します。
そこで、間取りを変えて住みやすくしたり、変化する家族や自分の体に適応させたりするよい機会ともなります。また年々、地球温暖化の影響により高温になることも多くなってきている一方で、冬にはヒートショックによる死亡も問題となってきています。大きく壁を工事する耐震改修の機会に断熱改修を合わせて行うことで、健康で省エネな暮らしを実現する機会にもなります。
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手順
主な調査方法
■鉄筋センサー:基礎の鉄筋の有無、ピッチを測定します。
■筋交いセンサー:壁の下にある筋交いを探知します。
■シュミットハンマー:コンクリート強度を簡易的に測定します。
■一部穴あけによる調査(10センチ程度の穴をあけて調査後は化粧キャップをします)
■一部床開口調査(和室の場合、畳をあげて調査後には畳を戻します)
■一部破壊調査(調査後はモルタルにて仮の復旧をします)
■コンクリートコア抜き調査:コンクリートの強度、中性化を調査します。(外注)
■超音波探傷検査:溶接の状態をチェックします(外注)
MENU
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料金 |
木造住宅の簡易診断
鉄骨造、コンクリート造の事前調査
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50,000円程度
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耐震診断(木造、鉄骨造、鉄筋コンクリート造) |
・木造住宅:
→130,000円(延べ床面積が150㎡程度を超えた場合は別途お見積りいたします。)
・鉄骨造、鉄筋コンクリート造:
→延べ床面積(㎡)×3600円程度
劣化状況、当時の施工状況のチェックに加え、図面作成の上、耐震診断を致します。
※各自治体により補助金制度があり、特に1981年以前に建築された木造では補助金制度が使える可能性がありますのでご相談していただけましたら、お調べいたします。
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補強設計・工事監理 |
補強設計の場合、お住まいの方により補強箇所が変わってまいります。ご納得いただけるまで、模型等も通じて検討し、お打ち合わせをさせていただきます。
全体の工事費用が300万円までは、約300,000円くらいを目安としてください。300万円を超えた場合は、別途お見積りいたします。
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耐震適合証明発行 |
5,000円 (診断や補強設計とともにお申し込みの場合は、無料としています) |
主な調査業務実績
・Y様邸 耐震診断(木造 住宅)
・Kビル 耐震診断(鉄骨造 事務所・住宅)
・Kマンション 耐震診断(RC造 共同住宅)
・Yビル 耐震診断(鉄骨造 店舗・住宅)
・Eビル 耐震診断(鉄骨造 店舗)
・Mビル 耐震診断(鉄骨造 店舗・住宅)
・T様邸 耐震診断(木造+鉄骨造 店舗・住宅)
他、多数の実績あり。
メール、電話によるご相談は無料ですので、お気軽にご相談ください。