特定建築物定期調査・建築設備定期検査
定期的に建築物の安全を確認。
公共性の強い建築物や第三者が多数利用するような建築物には、もしものときの事故や災害時の危険を予防するために、所有者(管理者)に定期的に調査する義務が定められています。
建物の外壁、屋根などは、放置しておくと自然に劣化していきます。
また、外壁がタイルの場合は、劣化が進行すると剥離して落下する危険も出てきますので、そうなる前に定期的に状態を確認しておくことが必要となります。
共用廊下など、非常の際にも点灯しつづける照明器具は、内臓バッテリーが消耗してしまったり、器具そのものが故障していることもあるので、確認が必要となります。
また火災時において、防火戸がきちんと閉まって煙などを遮断するかというチェックも不可欠な事項です。
建築設備の定期点検においては、非常用照明のチェックに加えて、煙の排気がきちんとできるか、換気がきちんとできるか、そして給排水などの設備の状態も確認します。
確認する範囲は、マンションの場合は基本的に共用部分のエリアのみとなります。
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手順
主な調査事項(調査項目の中でも主要なものを取り上げてみました)
特定建築物定期調査
■屋根の状態の調査。
屋上に上がって、目視により確認します。防水のふくらみなども入念に確認していきます。
屋根においては、通常、人が立ち入らないことから知らず知らずのうちに劣化していきます。
太陽、雨、風が直接あたる過酷な環境に置かれているので、定期的な確認をして、雨漏りなど
躯体への劣化を予防することにもなります。
■外壁の調査
外壁がタイル張りの場合、打診棒を使用して、手の届く範囲にて、タイルを打診して剥離していないか
確認していきます。
とりわけ人が通るエントランス、廊下部分の上部は入念に打診していきます。
なお、法律では10年に一度、建物の全面打診が義務付けられています。
■非常用照明器具の調査
非常用照明がきちんと作動するか、状態を確認していきます。
■防火戸の確認
防火戸がきちんと機能するか、確認していきます。
■排煙窓の確認
排煙窓がある場合は、排煙窓の作動確認を行います。
建築設備定期検査
■給水タンクの調査
給水タンクが水漏れしていないか、衛生状態はどうか・・・など、確認していきます。
■非常用の照明装置の確認
バッテリーの状態のみならず、照度計を用いて、より詳細に確認していきます。
使用機器:シンワ測定株式会社 78747 デジタル照度計 セパレート式
MENU
行程 |
料金 |
特定建築物定期調査(延べ床面積1000㎡前後の場合) |
65,000円(税込)
東京都防災・建築まちづくりセンターにお支払いする手数料の約5000円もこの中に含まれています。
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建築設備定期検査(延べ床面積1000㎡前後の場合)
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38,000円(税込)
日本建築設備・昇降機センターにお支払いする手数料の約5000円もこの中に含まれています。
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主な調査業務実績
・東大和市の高齢者施設
・東大和市の在宅デイサービスセンター
・立川市のマンション
・昭島市のマンション
・小平市のマンションなど。
メール、電話によるご相談は無料ですので、お気軽にご相談ください。