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【地盤の良い悪いって、どう見分けるの?】

中古住宅・空き家・平屋
建物を探すにしても、造るにしてもまずは土地だよね。
こんだけインターネットでいろいろ情報みれるから、便利になったよね。


中古住宅・空き家・平屋確かに。
そして自ら足を運んで現地も見に行くことも大事。近所の状況とか、道路の状況とかです。
週末の夜になると、近くの道路が騒がしいとかもあるので、曜日や時間を変えて現地に行くことも場合によっては必要です。
あと地盤ですね。地盤は地面の中のことでパッと見ただけではわかりにくいのです。
でも「水」に注目すると結構わかることも多いです。キーワードは「水」です。

 

 地盤の良い悪いって、どう見分けるの?

 

概要

  ①はじめに
 ②水、、みず、ミズ!
 ③土砂災害に注意!
 ④地震被害、活断層に注意!
 ⑤既に建っている建物、ブロック塀、道路からもなんとなくわかる。
 ⑥まとめ

①はじめに

土地の良し悪しは、駅から近いところがイチバン!ですが、それだけではありません。
今やリモートワークが注目されており、駅へのアクセスの良さだけでは土地がよいとは言い切れなくなりました。
土地と道路が法律的な面で整っているか、土地に接する道路の状態、そして地盤の良し悪しなどあります。
ここでは、地盤についてとりあげてみます。

②水、みず、ミズ!

地盤は、水が集まるところではズブズブの状態、つまり軟弱な地盤と言えます。
そして・・・


 水は低いところに集まります・・・まずはこれです。


まず現地に行ってみて、その土地の起伏をチェックしてみます。
土地の近くに川があったり、池があったりしたら、その土地は軟弱かな?と疑う必要があります。

道路や周辺の土地の形状から、建物の土地が谷の「底」にあたる部分に位置するようでしたら、水が集まり、地盤が軟弱になりやすい状況になります。

しかし、土地の形状も人の手が入って、起伏がなくなっている場所も多いものです。
そうなると土地の昔の形状を知る必要があります。そこでインターネットの情報が活用できます。

◆まずは国土交通省 国土地理院のサイトの土地条件図が参考になります。
土地条件図

その土地や周辺の土地が人工的に平らにされたのか、もともとだったのかなど一発でわかるのでとても便利です。

これは、土地条件図を利用したベクトルタイル図ですが、自分の身近な土地を調べてみると、大雨の日には水がたまるところとかなり一致していて、信用性は高いと言えます。

◆過去の空中写真も参考になる。
先の国土交通省 国土地理院のサイトで過去の空中写真も閲覧できます。
昔の地形がわかるので、参考にもなります。
地図・空中写真閲覧サービス

◆古地図もあたってみる。
古い地図も参考になります。
歴史的農業環境閲覧システム

今昔マップon the web
昔の地名もわかるので、田、池、沼・・・などの地名がついていたら要注意です。

◆ちょっとマニアックだけど、東京の地質柱状図も公開されています。
このデータの中の「孔内水位」で地面の中の水の高さがわかります。
自分の敷地の近くのデータがないこともまぁまぁありますが、よく参照させていただいています。

東京の地盤

◆個人的にこちらのサイトも参考になるかと。
地盤サポートマップ

③土砂災害に注意!

◆東京都では、土砂災害警戒区域等マップが公開されています。
東京都 土砂災害警戒区域等マップ

今まで、自分の身の回りで2回ほど土砂災害が起こりましたが、いずれもこのマップで指摘した箇所で起こっていたので、気をつけるべき土地の目安となります。
この点におけるより詳しい図面については、市役所でも閲覧は可能です。

・自然災害なのでピンポイントで正確当たるわけではないこと
・警戒する場所として指定された地点の近隣には、原則として知らされていないこと(該当する所有者には葉書などで通知され、近隣に位置する人は自分から役所やインターネットを利用して情報を取得するようになります。)

という点があるので、やはりこのような情報は各自が積極的に自分自身で知っておく必要があるようです。

◆ハザードマップも参考になります。
その土地や周辺にどんな災害が予測されているのか知ることも大切です。
ハザードマップポータルサイト

 ④地震被害、活断層に注意!

 地盤の揺れやすい土地や活断層は下記の地震ハザードステーションが参考になります。
地震ハザードステーション(J-SHS)


⑤既に建っている建物、ブロック塀、道路などからなんとなくわかる。

当該土地の建物が傾いていたり、周囲のブロック塀などが傾いていたら、要注意です。
窓廻り、換気口の周囲にひび割れが発生しやすいので、建物が傾いたりするとそのような部分にひび割れが発生しやすいです。

 

擁壁にひび割れなどあったら、注意が必要です。

⑥まとめ

利便性などは現地に行けば分かることですが、地面の中の隠れた危険性はうっかりすると見落としがちです。
とはいえ、基本は「水」
水は低いところに集まる・・・をベースに見ていけば、ある程度予測をつけることも可能です。
実際、大雨が降った後に現地周辺の状況を見ると、予測を確認することもできます。
そのような場所は建物が建たないのではなく、地盤もしくは建物に対策が必要になるので、そのコストをきちんと見込む必要があるということになります。

 
 
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